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近年、原料需要あるいは原油価格の影響による飼料コストの高騰や景気の先行き不透明感がもたらす食肉需要に対する影響、その上、口蹄疫やインフルエンザに代表されるような不測の重要疾患の発生など、畜産を取り巻く環境は厳しさを増しています。そういった状況の中、現在は畜産経営において何が本当に必要で何がそうでないのかを再点検する大切な時期にあるのだと思われます。

養豚生産の現場では、新興性重要疾患の問題も大きくクローズアップされてきました<。特に、PCV2あるいはマイコのような病原因子は、生体防御系に対して障害を与えるためPRRSなどとの混合感染においても生産性に大きな影響をもたらすものです。メリアルは、免疫系に直接的な障害を起こすPCV2を核に、それと相乗的に影響を及ぼすとされるマイコやパルボなどサーコ関連疾患に対応するワクチン製品を提供しています。

豚サーコウィルス2型不活化ワクチン「サーコバック®」、マイコプラズマ・ハイオニューモニアワクチン「ハイオレスプ®」、豚パルボウィルスワクチン「パルボテック®」、それぞれが機能的かつ有効なワクチンであり、世界的にもその性能・品質は高く評価されてきました。

昨今、サーコワクチンの投入で、サーコ関連疾患の問題は解決したと軽視される傾向が散見されます。しかし、サーコウィルスに関しては、正確な病因すら現在のところ特定できていません。また、このウィルスは環境耐性であることから農場から取り除くことが容易ではないことや、免疫系を侵すために他の病原性因子との混合感染で状況が悪化することが知られています。したがって、サーコウィルスのコントロールは、その他の感染因子との兼合いにおいて、これからも目を離せない項目です。また、同時にマイコやパルボといった混合感染因子のコントロールも重要です。メリアルのワクチン製品は、そういったニーズに対応し、生産現場における成績改善のために貢献しています。

アイボメック®も同様です。疾病をコントロールすることによってさまざまな局面で生産性の改善に貢献しています。アイボメック®は、内部・外部寄生虫の駆除がその投薬の対象ですが、寄生虫感染が引き起こしたり増幅したりする生産上の問題を軽減することに役立っています。消化管内線虫などの内部寄生虫は消化器系障害に関与することが知られており、外部寄生虫では疥癬ダニやシラミのように見た目でも明らかな症状を呈するものもあります。これらを駆除することは、それらに起因する複合的な疾病を間接的に防ぐことにつながり、増体や飼料効率などの生産性低下を回避する手立てともなり得るのです。

アイボメック®の駆虫有効率は、規定の使用方法ではおおむね 100%であり、上市してから十数年を経た今日でも牛や豚での耐性獲得の報告は一切ないため、極めて有効性が高く安定した製品であると言えます。また、経口投与によるアイボメック®プレミックスは飼料中に混合して投与するため、特に肥育豚では使い勝手が良く、作業性が高いため労働集約的な生産現場でも好評です。


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